JAわかやまが合併20周年式典

決意を新たにする川口組合長
決意を新たにする川口組合長

 わかやま農業協同組合(JAわかやま)の合併20周年記念式典が1日、和歌山市の市民会館で行われ、役職員ら約300人で節目の年を祝った。川口順弘代表理事組合長は「後継者不足、農家の減少など課題が山積する中、地域を良くしたいと願う人たちの気持ちに積極的に貢献していきたい。厳しい現状を直視し、豊かな地域社会を実現するために強固なJA組織構築にまい進していきたい」と決意を新たにした。

 川口組合長は「合併20周年を迎えられたのは先輩諸氏がこれまで協同組合運動にまい進してくださったから」と感謝。来賓の大橋建一市長は「組合員、役職員の一人ひとりが努力を積み重ね、20周年を迎えられたことに敬意。和歌山の農業を発展させるためにも、できる限りの支援をしていきたい」と祝辞を述べた。

 式典では県出身のシンガー・ソングライター、宝子(たからこ)さんによるコンサートや、東京都市大学教授で造園家の涌井雅之さんによる講演が行われた。

 同JAは、平成5年10月に市内6農協が合併して発足。現在、組合員、准組合員合わせて約2万5000人で構成している。地域で営農指導や購買活動を実施している他、同22年には農商工連携で開発した県産ショウガを使った炭酸飲料「わかやまジンジャーエール」を発売。遊休農地対策や農家の担い手支援対策の一環として「JAファームわかやま」を設立するなど、県の農業をけん引している。

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