山本浩之アナが軽快トーク 海南人権フェス
報道番組の表と裏を紹介した山本さん
テレビの報道番組「ニュースアンカー」のメーンキャスターとして活躍したフリーアナウンサーの山本浩之さん(51)が12日、海南市下津町下津の市民交流センターで講演し、軽快なトークで集まった400人を楽しませた。
同市など主催の人権フェスティバルに招かれたもの。山本さんは、アナウンサー人生での大きな出来事は、阪神淡路大震災と東日本大震災と紹介。現地で取材してきた両震災を比べ「阪神淡路は13年ほどでインフラを取り戻せたが、東北は20年かかっても難しいかもしれない。和歌山の人には南海トラフ大地震もあるので震災の現実を忘れないでほしい」などと訴えた。
また、別の明るい話題では、35歳の時にバラエティー番組の中でカツラを外したことについて「一番の反対者は妻で『近所の人に顔向けできない』と言われた」などと逸話を披露し会場を和ませた。
来場した同市鳥居の石川周子さん(63)は「被災地をじかに取材した話が聞けて、県内も南海トラフ大地震に備えなければならないと感じました」と話していた。
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