28日まで「旺玄会」支部展 ギャラリー白石

写真のような写実性の高い作品も
写真のような写実性の高い作品も

 約80年の歴史がある公募美術団体「旺玄会」の第38回和歌山支部展が28日まで、和歌山市湊通丁南のギャラリー白石で開かれている。

 旺玄会は昭和7年に設立。版画を含む具象画を公募する美術団体で、支部展は2年に1度開いている。

 9人が油彩画や水彩画、日本画の小品から120号の大作まで21点を出品している。

 最高齢で92歳の笠野光男さんは、ショーウインドウのマネキンを描いた「街の光景」を出展。その他会場には、足元に映る静かな景色を描いた坂口良治さんの「水たまり」、鮮やかで幻想的な田中順子さんの日本画「バラの譜」などが並んでいる。

 支部長の松間弘さん(73)は、木材が幾重にも積み重なった「リサイクル材」を出品し「見る人はみんな、こんなものどこにあるのかと聞いてきます」と笑顔。「タッチも趣向もそれぞれ違う作品を、楽しんでいただきたい」と話していた。

 午前10時から午後5時(最終日は4時まで)。問い合わせは同ギャラリー(℡073・431・6821)。

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