パームシティがリニューアルオープン

新しい水産コーナーでは対面販売で客の注文に応じる
新しい水産コーナーでは対面販売で客の注文に応じる

 オークワ(本社=和歌山市中島、神吉康成社長)が秋から全面改装を進めていた、同市中野のショッピングセンター「パームシティ和歌山店」が6日、「スーパーセンター(SC)パームシティ和歌山店」としてリニューアルオープンした。同社最多となる65のテナントと、豊富な品ぞろえ・低価格が特徴のSC業態への変更により集客力アップを図った。同業態店舗は全16店になり、市内では第1号となる。

 パームシティ和歌山店は平成5年11月にオープン。以来、家族連れを中心に親しまれてきた。今回、開店20周年を節目に、同社が最も力を入れているSC業態へと変更した。

 食料ゾーンでは、水産コーナーに水槽を設置。キンメダイやメバルなどの鮮魚をずらりと並べ、対面販売で客の注文に合わせて調理する。農産コーナーでは地産地消に取り組む「もぎたて広場」を拡充。総菜コーナーでは和・洋・中・スイーツなどの量り売りコーナーなどを導入した。

 東館の100円ショップ「ダイソーコーナー」は2階に移転し、ペットショップ「ひごペットフレンドリー」と靴店「ABCマート」が新規開店した。

 敷地面積は9万4628平方㍍、総売り場面積は1万9988平方㍍で改装前と同じ。食料ゾーンと専門店ゾーンの間のメーン通路は以前あった柱を取り除き、広々とした空間を生かして休息スペースを充実させた。

 6日は朝早くから店舗入り口に買い物客が長い行列をつくり、開店と同時に野菜や魚などを買い求めていた。夫婦で来ていた同市木ノ本の坂本巖さん(73)は「全体にすっきりとなり、買いやすくなった。たくさん買ったので2回目の荷物を運ぶところです」と笑顔を見せていた。

 同社は「お客さまが食料品の買い物に毎日利用していただける便利な店になれば」と話している。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧