遠方の食品買うほど、CO2たくさん排出
食材を選ぶ参加者ら
食品の輸送に伴い排出される二酸化炭素(CO2)が環境に与える影響について考えるワークショップ「フードマイレージ買い物ゲーム」が28日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、県内の教職員ら約40人が参加した。
国際交流センターが主催。「フードマイレージ」は食品の重量に輸送距離を掛けた指標で、値が大きいほど環境への負荷が大きいと考えられる。
講師は「あおぞら財団」の林美帆さん。参加者は食品が描かれたカードを使って献立を考え、フードマイレージの値を算出した。林さんは、食品が遠くからたくさん運ばれてくるほどCO2が増えることを説明し、「自分の生活を見直し、意識を持って食材を選ぶなど行動につなげてもらいたい」と話した。
他、昨年夏に国際協力機構(JICA)の海外研修でブラジルに派遣された、御坊小学校の宮本智子教諭が「国際理解教育の実践事例」をテーマに講演した。
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