紀伊が優勝 和歌山市スポ少軟式野球


優勝・紀伊ナインと保護者

 第46回和歌山市スポーツ少年団軟式野球大会の準決勝、決勝が11日、市民球場で行われ、紀伊が優勝した。松江との決勝は、初回2死2塁から稲山主将の先制適時打で主導権を握った紀伊が、確実にリードを奪い、守っては先発マウンドを任された平阪が、松江打線を3安打に抑える好投で見事完封。県大会と全日本都市対抗少年野球淡路島大会出場の2枚の切符を手にした。

 準決勝で、春季大会優勝の貴志、準優勝の西脇がともに敗れ、決勝では同じ北支部の紀伊と松江が対戦した。

 先攻の紀伊は初回、相手先発・伊東の立ち上がりを攻め中田の右前打を足掛かりに、2死2塁から稲山が左前へ先制パンチの1点を挙げた。

 2回には、相手失策から無死3塁とし、石田の左前適時打で1点を加えた。なおも1死3塁からスクイズを試みたが、松江守備陣の堅守に阻まれ追加点はならなかった。

 3回にも先頭の野上が右中間へ放ち出塁。すかさず2盗を決め好機を広げると、2死から平阪が左中間へ運び、3点目を奪った。

 3回まで9人の打者を無安打に抑えた、紀伊の平阪は、4回福田に初安打を許し、1死3塁のピンチを招いたが、味方内野陣の落ち着いたプレーで、得点を与えなかった。緩急をつけた平阪の投球に、松江打線は散発3安打と反撃のきっかけをつかめず、紀伊が3―0で快勝した。両チームは6月7日から、和歌山市で開催される県スポーツ少年団総合競技大会軟式野球競技に市代表として出場する。

 紀伊の久保監督は「春季大会は1回戦で敗れ、悔しい思いをしたが、この大会は1試合ずつ子どもたちが成長したように思う。西川、平阪両投手の好投もあるが、5年生中心のチームでみんなよく頑張ってくれた。県大会では、いい経験を積んできたい」とし、稲山主将は「みんなの力で優勝でき、うれしい。県大会でも優勝目指して頑張る」と新たな目標へ闘志を燃やした。両チームナインは次の皆さん。

 《紀伊》監督=久保孝一▽主将=稲山拓峰▽選手=平阪蓮、西川誠徳、平井滉馬、昌子拓斗、中田康介、野上夢斗、田井翔也、草山源太、石田周汰、山下靖司、中本陸斗

 《松江》監督=池谷浩直▽主将=福田貫人▽選手=太田悠雅、小川隼星、玉置京太郎、西本信、伊東太希、平林直、木村稜、森渉、弓場信太、岩本信一郎、石井幸司郎、峯洸稀、峯琉磨、武野綾斗

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