華岡青洲を歌う 宮本静さんCD発売へ

「一番の自信作です」と宮本さん
「一番の自信作です」と宮本さん

 紀の川市在住の演歌歌手・宮本静さんが、ふるさとの偉人・華岡青洲を全国に発信。青洲の志を歌に込めた4枚目のシングルCD「我が名は青洲」を9月5日に発売する。

 青洲は1804年、麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を発明し、世界で初めて全身麻酔による乳がん手術を成功させた外科医。同曲は20年以上前に作詞家・三倉ひさおさんが書き、その10年後に作曲家・徳久広司さんが曲を添えたものだが、長年、曲に合う歌い手が見つかっていなかった。

 宮本さんは4年前のデビュー時から地元の祭りなどでこの曲を歌っており、昨年、三倉さんらにその歌声が認められ、初のCD化が実現した。

 収録やCDジャケットの撮影は「青洲の里」(同市西野山)で行った。宮本さんは「地元が世界に誇る偉人の歌なので、しっかりと歌い込んでから出したかった。より多くの人に聴いてほしい」とPRしている。

 CDは、都はるみさんの「黒潮節」をリメークした「静の黒潮節」と、井出商店で収録し話題になった「和歌山ラーメンの歌」、カラオケ4曲含む全7曲。1枚1500円。全国発売に先駆け、7月14日に主に県内のCDショップ、書店などで先行発売する。

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