名大教授が講義 加太で防災教室
和歌山市の加太小学校(松下太校長)と加太中学校(堅田哲也校長)の合同防災教室が9日、同小体育館で開かれ、名古屋大学減災連携研究センター長の福和伸夫教授(57)が地震のメカニズムや防災について講義した。
全児童生徒が出席。福和教授は今後の発生が危惧(きぐ)される南海トラフ大地震が招く、加太での震度や津波の予想規模を伝えた他、クイズや実験で地震のメカニズムや耐震化の必要性などを話した。
「津波はオリンピック選手よりも速いので、走って逃げることはできません。地震が起きたら、津波が来る前に逃げましょう」などと分かりやすく説明。児童、生徒は地震の揺れを体感する人間振動実験や、震災の映像を通して、防災を心得ていた。
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