年末年始の犯罪防止へ 県警と中学生ら啓発
年末年始は各種犯罪が増加する傾向にあることから和歌山東署は5日、和歌山市のJR和歌山駅前で「街頭防犯啓発活動」を実施し、駅利用者などに啓発グッズ約1000個を手渡して防犯意識の向上を呼び掛けた。
同署員と県警本部少年課員、生活安全企画課防犯アドバイザーの他、同署管内の9中学校の生徒29人、市立少年センター職員、同署少年補導員ら約50人が参加した。
啓発では県警マスコットキャラクターの「きしゅう君」と一緒に各校の生徒がプラカードを手に持ち、「詐欺被害に注意してください」「防犯啓発活動を行っています。よろしくお願いします」と大きな声で呼び掛けながら、自転車盗難や万引、特殊詐欺被害などの防止を訴えた。
市立東和中学校の武林柚(しゅう)さん(14)は「この時期に犯罪が多いことは知っているので、この活動で少しでも自転車盗やひったくりが少なくなればいいなと思う」と話した。同署生活安全課の山本亮係長は「県民の皆さんに防犯意識を高めていただき、対策に取り組んでほしい」と呼び掛けていた。
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