新たな事業所モデル誕生

ZEB１００％実現へ　リコージャパン和歌山支社

顧客の企業価値向上および地域社会発展に貢献することを目指すリコージャパン㈱。４月に和歌山支社が移転、環境に配慮した事業所として新たなスタートを切った。同グループは「脱炭素社会の実現」と「ＳＤＧｓの達成」、また事業運営を１００％再生可能エネルギーで行う「ＲＥ１００」の達成に向けた環境に対する取り組みの一環で、「ＺＥＢ（ゼブ）」（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）と呼ばれる、快適な室内環境を実現しながら建物で消費する年間の一次エネルギーの収支ゼロを目指した建物を和歌山支社として建設。全国３５０以上ある拠点に先駆けて同支社は国土交通省が定めるＺＥＢ認証を取得し、４月１３日より事業を開始。自然豊かな和歌山をイメージした「紀のぬくもりで和をつなぎ和（なご）むゼロエネルギー事業所」を新事業所のコンセプトとしており、社員がいきいきと働けるオフィスづくりを実践する場となっている。同事業所そのものが、各企業からのオフィス見学が可能なモデル事業所となっている。

太陽光ソーラー

ＶｉＣｒｅＡ和歌山リコーが考えるワークスタイル

全国６８拠点で実施されているライブオフィス「ＶｉＣｒｅＡ（ヴィクレア）」は、リコー独自のテーマを四つに分類したワークスタイルを実践、「ＶｉＣｒｅＡ和歌山」を機能させて顧客へ体感できるオフィスとして提案。
◎ワークスタイル変革＝ワイヤレス環境などの社内インフラ整備により、従来の自席を持たず自由に着席して業務を行う「フリーアドレス」への変更や、コピー機器周辺を社員共有スペースとし、事務用品を共用するなど職種に合わせたデスクスタイルを提案。
◎経営基盤強化＝ＩＣカード（社員証）による入退室管理などのセキュリティー強化、業務改善や社員教育などのセルフチェック、コンプライアンス強化の他、持続的な成長に向けた揺るぎない経営基盤づくりを目指す。
◎業務プロセス改革＝オンラインによる事業所とのテレビ・ウェブ会議、多様なコミュニケーションツールを活用したテレワークの推進。また働き方改革に対応する勤怠管理システムを導入するなど、ＩＴの活用と業務の可視化で効率の良い業務プロセスを目指す。
◎売上拡大＝モバイルなどを活用した営業提案力強化や若手社員の早期戦略化を目指す人材育成環境の整備で社内を活性化し、顧客への価値提供力を強化する。
以上において、リコーは「ＳＤＧｓ」が掲げる１７の目標を達成するために、それぞれの顧客に合わせた提案を行う。同時に事業活動を通じて地域社会、和歌山経済の発展に貢献し、未来をつくる企業として顧客と一緒になって課題解決に向けて取り組んでいく。

商談も可能なエントランス

モニターで他事業所とオンライン会議が可能

災害時でも活用できるコミュニティースペース

自由に働く席が選べるフリーアドレス

「ＳＤＧｓ」の１７の目標が掲げられている

【和歌山支社所在地】
和歌山市神前155の1　℡050・3814・5953
鉄筋コンクリート造り2階建て　敷地面積……1767.14平方㍍延べ床面積…　805.38平方㍍

課題解決の場としてリコージャパン㈱和歌山支社長　加納　弘道

和歌山県そしてリコージャパンでも初のＺＥＢ事業所が誕生しました。当事業所は、これから持続可能な社会を実現していくため、リコーグループが重要課題として掲げている「脱炭素社会の実現」という課題解決を根本として考えています。
たくさんのお客さまに新事業所を見学していただくことで、環境への取り組みを地域社会に情報発信し、リコーグループが取り組んでいる「ＳＤＧｓ」や「ＲＥ１００」を体現できる場として私共も進化し続けていきたいと考えています。
また社内実践事例のご紹介を通して、お客さまの価値創造へのお役立ちをさせていただきます。当社が実践してきたからこそ、成功事例はもちろん失敗談も含めた生のノウハウを、お客さまに自信を持ってご提供できると考えております。
お客さまによって異なる環境や状況を深く理解し、一つ一つの課題に対して最適なご提案をさせていただきたいと考えています。
これからも事業を通した社会貢献活動を行うとともに、和歌山県の皆さまへお役立ちできるよう取り組んで参ります。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。