感情揺さぶる絵画も サークル樹が作品展

誕生からことしで55年目を迎える海南市の絵画サークル「樹(じゅ)」の第54回作品展が30日まで、同市日方の複合施設海南ノビノス内ギャラリーで開かれている。

同サークルは、海南高校美術部OBが立ち上げ、現在メンバー7人が活動している。今展では、人物や風景画、静物画などの個性豊かな約20点が並んでいる。

メンバーの上山正美さん(73)は、初めて挑戦したという人物の他、伊太祁曽神社の境内、花などをモチーフに描いている。

木下富平さん(73)は100号と50号のキャンバスに「概念」をテーマに、政治に対する憤りを表現。真っ黒に塗られた作品は、情報公開請求で、黒塗りした資料の通称「のり弁」を表した。木下さんは「感情が高ぶるものや癒やしの作品もある。見て感じとってもらえたら」と話している。

午前10時から午後5時まで。問い合わせは同サークルの木下さん(℡090・7091・5313)。

出品者は次の皆さん。

東由紀男▽上山正美▽岡本敏美▽木下富平▽平林義男▽堀江三千代▽山本努

 

個性豊かな作品が並ぶ

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