上昇できる一年に 日吉神社に絵馬掲示

来年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ絵馬が22日、日吉神社(和歌山県紀の川市東国分、中林𨚺雄宮司)の拝殿に掲げられた。迫力のある力強い表情の竜の絵馬が1年間、参拝者を見守る。

絵馬は縦60㌢、横90㌢。岩出市清水のアートスクール「Pixcy」(ピクシィ)で10年以上講師を務める白石佳菜さん(39)が描き、8年目の奉納。11月上旬に描き始め、このほど完成した。アクリル絵の具を使い、迫力ある竜の表情が際立つよう、背景の色を暗めにするなど立体感を表現。「開運」の文字とともに竜は白い歯と赤い舌を見せて全体的に華やかな色合いにした。

「たくさんの人の願いがかなうように」という思いを込め、竜は宝珠をつかんでおり、気迫、躍動感のある絵馬に仕上げた。

白石さんは「竜のごとく上を向いて、進んでいける年になってほしい。立ち止まって絵馬を見て、竜の力強さを感じてもらえれば」と話した。

中林宮司(66)は「力強く昇っていく竜の絵を見て、(参拝者の)努力が実を結ぶような年になってほしい」と願った。

拝殿に掲げられた絵馬と白石さん(奥)

拝殿に掲げられた絵馬と白石さん(奥)

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧