最優秀賞に坂本さんら 社明運動の作文

第73回「社会を明るくする運動」作文コンテストの入賞者が決まり、187校、6159点の応募から、最優秀賞に、小学生の部で坂本陽さん(中央小学校5年)、中学生の部で疋嶋優花さん(智弁和歌山中学校2年)が選ばれた。

26日に和歌山市二番丁の和歌山地方合同庁舎で表彰式が行われ、入賞した県内の小中学生20人と学校賞の2校が表彰された。

同運動県推進委員会が主催。日常の家庭や学校生活の中での体験を基に、犯罪や非行のない地域社会づくりや犯罪・非行をした人の立ち直りについて考えたことなどを題材とした作文を、県内の小中学生から募集。

表彰式では、県保護司会連合会の岩本知久会長が「社会に出てからも作文のことを心にとどめておいてもらい、地域で社会を明るくする運動があった場合には、きょうのことを思い出して運動に関わってもらえたらありがたい」と話した。

「社会を明るくする大使」で、和歌山市の落語家・桂枝曾丸さんは「皆さんは思っていることを作文にする能力がある。言葉を大事に扱い、住みやすい社会になるよう、薄暗く日の当たっていないところに目を向け、見て感じたことを多くの人に伝えていただきたい」と受賞者を祝福した。

最優秀賞の坂本さん(11)は「自身の経験を通して素直な気持ちを書いた。いじめをする側の心と、される側の傷ついた心、どちらの心もどうやったら治せるかを作文にした。初めての受賞でうれしい」と笑顔だった。

また、全国の同運動中央推進委員会において、小学生の部で丸山清良さん(和歌山大学付属小学校5年)が日本更生保護女性連盟会長賞(優秀賞)、坂本さんが日本BBS連盟会長賞(優秀賞)を受けた。

その他の入賞者は次の皆さん。

【小学生の部】
〈優秀賞〉丸山清良(和歌山大学付属小5)▽川久保綾乃(智弁和歌山小5)
〈更生保護法人県更生保護協会理事長賞〉寺田梛(智弁和歌山小5)
〈県保護司会連合会会長賞〉森𦚰万葉(中野上小6)
〈県更生保護女性連盟会長賞〉北村真優(印南小6)
〈県BBS連盟会長賞〉清水莉緒(初島小6)

【中学生の部】
〈優秀賞〉松本紗奈(松洋中2)▽若野浬子(同中3)
〈更生保護法人県更生保護協会理事長賞〉阿波菜々(潮岬中1)
〈県保護司会連合会会長賞〉辻浦芹夏(河南中3)
〈県更生保護女性連盟会長賞〉森咲希(桐蔭中2)
〈県BBS連盟会長賞〉昇奏汰(富田中1)
〈社会を明るくする大使賞〉中嶋美陽(打田中3)
〈審査員特別賞〉坂口優奈(東陽中3年)
〈佳作〉垣内来斗(巽小6)、山下遥愛、井上真奈(鳥屋城小6)、井戸本歩花(紀見北中1)
〈学校賞〉隅田小学校▽箕島中学校

入賞した皆さん

入賞した皆さん

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