美化で誇れる水軒川に 花王などが清掃

地域の川をきれいにし住み良いまちをつくろうと、まちづくりに取り組むNPO法人、自治会、花王㈱和歌山工場(和歌山市湊)らは合同で25日、水軒川(同)の河川敷を清掃した。

清掃活動は、「NPO法人砂山バンマツリ」(樫原雅忠代表理事)が主催。2013年から夏と冬に行い、同社は15年から参加している。19回目となる今回は、同NPOの約20人、湊御殿南ノ丁自治会の約10人、水軒川に沿って立地する同社の従業員約130人、市の新採職員3人が参加した。

清掃する区域を各団体ごとに分け、水軒川に架かる北橋から魁橋(さきがけばし)付近までの両岸約2㌔のごみ拾いや草刈りを行った。参加者は軍手をはめ、火ばさみや熊手、ほうきなどを使って清掃。雑草を抜き、ペットボトル、空き缶、弁当の空き箱、発泡スチロール製の箱、たばこの吸い殻などを拾った。約1時間で45㍑のごみ袋約150個分が集まった。

樫原代表理事(79)は「清掃活動を始めた頃(2013年)に比べると、かなりきれいになってきた。自分たちのまちはきれいだと胸を張れるようにしたい」と笑顔だった。

望月光秋副工場長(56)は「工場の前の水軒川をきれいにすると心が洗われる。きれいな状態を継続し、地域とのつながりも大切にしたい」と話していた。

河川敷を清掃する参加者

河川敷を清掃する参加者

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