軽症者はホテル療養 病床逼迫で5月から
新型コロナウイルスの感染者が和歌山県内でも増加し病床が逼迫(ひっぱく)していることを受け、5月1日から軽症者や無症状者を対象に、ホテルいとう(岩出市宮)で宿泊療養を開始すると発表した。
仁坂吉伸知事が27日の会見で明らかにした。県は新型コロナに感染した人については、原則全員を入院させる方針をとってきたが、病床使用率が86・4%(26日時点)になっているため、ホテルの137室を使うことを決めた。期間は7月31日まで。状況によっては延長の可能性がある。
宿泊療養は、「病院で入院している患者のうち、発症後5日~7日経過して無症状、軽症であり、医師が宿泊療養可能と認めた者」「原則、10代、20代の無症状、軽症者のうち、医師または保健所長が宿泊療養可能と認めた者」が対象となる。仁坂知事は後者について「10代、20代は重症化リスクが少ない。すぐ発動するかは今後の状況次第」と述べた。
仁坂知事は「全員入院態勢はできるだけ堅持したいと思う」と述べ、「感染者がどんどん増えてくると入院調整が大変になる」と述べた。
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