決勝は近大VS和工 高校ラグビー県大会
第102回全国高校ラグビーフットボール大会県大会は6日、和歌山市の県営紀三井寺公園陸上競技場で準決勝2試合が行われ、近大和歌山、和歌山工業が決勝に駒を進めた。両校は2年連続の顔合わせとなる。
◇準決勝
近大 40(26―7、14―19)26 熊野
準決勝の第1試合に登場した近大和歌山は、熊野と対戦。開始3分、右サイドに展開し、高尾が先制トライ。試合を優位に進め、26―7で折り返した。後半、5分に熊野にトライとゴールを奪われるが、15分にはゴール前でペナルティキックスタートから、羽山が中央でトライ。終盤は熊野の連続攻撃で追い上げられたが、40―26で逃げ切った。
決勝進出を決めた田中大仁監督は「事前に映像で熊野を研究したが、戦ってみて想定と違っていた。相手のフォワードが力強く、思い通りの戦いができなかった」と振り返った。
3トライを決めた岸未来主将は、「決勝ではペナルティをゼロにしたい」と意気込んだ。
◇
和北 10(5―24、5―33)57 和工
第2試合は開始3分、和工の木村がスクラムから蹴りを受け取り、左中間に先制トライ。9分には、和北がセンタースクラムからバックスへ展開。原、福田とつなぎ、左中間へトライを決め、同点に追い付いた。18分には、和工がゴール前から連続攻撃を仕掛け再びリードすると、和北の反撃をしのいでトライとゴールを重ね、57―10で大勝した。
和工の橋脇正典監督は、「立ち上がりは風下だったのでリズムに乗れず相手の鋭いアタックに押されたが、その後は順調にトライを重ねてくれた」と話した。
前半のみの出場となった期待の1年生・大谷虎太郎は「肩を脱臼しやすいので、今後は自分の肩と相談しながらフル出場を目指したい」と決意を新たにした。
近大和歌山と和歌山工業による決勝戦は、12日午後1時5分から同競技場で行われる。
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