個性と感性響き合う 木国写友会が作品展
創立から111年目を迎えた写真クラブ「木国(もっこく)写友会」(島村安昭会長)の第86回展が9日まで、和歌山市本町のフォルテワジマ4階イベントホールで開かれている。
同会は1912年に発足。国内で3番目に古い歴史があり、今展では物故会員を含め7人が国内外で撮影した風景やスナップなど22点を出展している。
会場には、白い花をマクロレンズで写した静謐な作品、願掛けの鮮やかなお守りがびっしりと結ばれた一枚、いくつもの球体への映り込みがユニークな作品、美しい紅葉と屋根瓦の共演を収めた写真の他、初代会長である島村逢紅(ほうこう)の「林檎」、島村安彦前会長の「白い教会」なども並ぶ。
島村泰造さん(82)はクリスマスローズやシランなどを撮影し「花を撮るなら、やっぱり自分で育てたものが一番」と笑顔。「年齢を重ねるごとに、心引かれるもの、撮りたいものは変わってきました。それぞれの個性や感性が表れた作品を楽しんでもらえれば」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同所(℡073・488・1900)。
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