フォルテワジマに3000人 野菜フェスタ
キュウリで実験する子どもたち
野菜の日(8月31日)を前に、「野菜フェスタ in WaKaYaMa2012」(「野菜でげんき・和歌山」応援隊主催)が26日、和歌山市本町の複合商業施設フォルテワジマで開かれ、約3000人が来場。展示や体験、講演会などを楽しんだ。
「野菜を通じて食の安全と健康を考える」をテーマに、医学や文化、教育、生産面などから、野菜の魅力を伝えるイベント。2回目のことしは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力で「野菜と宇宙」をテーマにした展示・体験コーナーを設置した。
JAXAスペース・ティーチャー和歌山の一員で、向陽高校の塩崎智哉教諭が、国際宇宙ステーションでの生活を映像を使って説明。「宇宙では水は貴重。再利用しないといけない」と話し、子どもたちと一緒にキュウリを塩でもみ、水分を作り出す実験をした。智弁和歌山小3年の高下舜人君(8)は「(水が)いっぱい出た。すごい」と驚いていた。
他、子どもたちが描いた野菜の絵と標語を展示。野菜に彫刻する「カービング」体験もあった。応援隊の代表世話人で、和歌山ろうさい病院の南條輝志男院長(67)は「全国的に野菜の摂取量が減っている。その中でも和歌山は極めて低い。『おいしい、きれい、たのしい』など体験を通して、野菜の良さを再発見してもらいたい」と話していた。
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