予算編成の透明度ランク全国最下位 和歌山県
県に要望書を提出する畑中事務局長㊧
市民オンブズマンわかやま(阪本康文、松井和夫代表)は7日、県の情報公開度が全国最低レベルだとして、改善を求める要望書を仁坂吉伸知事と山下直也県議会議長宛てに提出した。
全国市民オンブズマン連絡会議が8月に発表した、各都道府県の平成24年度予算編成の透明度ランキングで県は最下位。予算要求や査定の内容がインターネット上で公開されているか、編成過程で市民が意見を述べる機会があるかなど27項目を点数化したところ、県は21項目が無得点だった。
首長交際費の公開度と運用、議会議事録の公開などを点数化した、23年度の情報公開度全国ランキングでは、県と県内9市の平均はワースト2位となった。
また、各都道府県と政令市、中核市議会の政務調査費の調査(24年度)では、領収書の収支報告書への添付について、県議会のみが事務所費、事務費、人件費を除外し、5万円以上の最も高額の金額要件をつけていた。
こうした現状について同オンブズマンの畑中正好事務局長は「和歌山は情報公開後進県と言わざるを得ない。透明性を高める改善を要望する」と述べた。
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