12月の完成へ 新JAビルで上棟式
完成が待ち望まれる新JAビル
老朽化や耐震不足から、12月の完成に向けて改築工事が進められているJAビル(和歌山市美園町)の骨組みが出来上がり、9日、上棟式が行われた。地上12階、地下1階(高さ53㍍)のガラス張りビルになる予定。JR和歌山駅前の新たな顔になる他、JA関連各事業所の職員約600人が集約されることで、周辺地区の活性化も期待されている。
式はビル2階で行われ、JA関係者ら30人が出席。志磨神社の島束穂宮司が神事を執り行い、柱に守り神「御幣(ごへい)」を飾り工事の無事を祈った。
施主を代表して県JA中央会・連合会の中家徹会長は、「みんなが『まだか、まだか』と待ち望んだビル。骨組みが出来上がると立派でダイナミックな外観に喜んでいます。完成まで残り5カ月、事故なく安全に進むことを祈っています」と述べた。
ビルには事務所の他、一般向け農産物販売所「めぐみ館」、カフェレストラン、イベントホールなども設置予定。敷地面積2043平方㍍、延べ床面積1万6089平方㍍。設計は㈱JA設計(東京、長澤和雄社長)、施工は㈱フジタ大阪支店(大阪市、新谷恭英支店長)。
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