金山寺味噌が完成 海南3小児童が仕込み
紀州味噌工業協同組合が1学期に海南市立3小学校の5年生を対象に行った「紀州金山寺味噌」の手作り教室で、2学期に入り、児童が仕込んだ味噌が熟成し、各校に届けられている。
同組合が昨年度から、和歌山の伝統食である紀州金山寺味噌を通して、ユネスコの無形文化遺産に登録されている「和食」について関心を高めてもらおうと実施している教室。同市内では同組合の川善味噌㈱(川端章史代表取締役)が、下津、加茂川、大東小で授業を行った。
授業で児童は野菜や糀(こうじ)などの材料を混ぜ合わせる仕込みを体験。味噌を受け取った下津小の天野恭麻君(10)は「手作りしてシソやショウガなどたくさんの材料が入っていることを知った。家族に自慢したい」、大畑百々花さん(10)は「初めて金山寺味噌を食べます。材料をちゃんと混ぜ合わせるのが難しかったけど、『やっとできたんだ』とうれしい」と笑顔いっぱいだった。
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