転覆ボートの乗員救う 海保が5人に感謝状
転覆したプレジャーボートの乗員を救助したとして、和歌山海上保安部(土師亮部長)は28日、大阪府在住の2人に感謝状を贈った。他に3人、感謝状の対象者がおり、来月贈る予定。
救助に貢献し、感謝状の対象となったのは、プレジャーボート「LONG STAR」船長の岩﨑隆雄さん(74)=阪南市=、乗船者の裏隠居忠思孝(うらいんきょ・ただしこう)さん(72)=大阪市=、プレジャーボート「ISSEI」船長の二宮一豊さん(48)=河内長野市=、乗船者の二宮房男さん(83)=堺市=、渡邊和士さん(57)=同市=。
同部によると、11月1日午前11時ごろ、友ヶ島地ノ島付近でプレジャーボート「ケーペック」が転覆。海上に投げ出された乗員3人(59、40、69歳、いずれも大阪府在住)を近くにいた2隻が発見し、それぞれ救助に当たった。
土師部長は「迅速的確な救助活動に感謝。困っている時はお互いさまとはいえ、その崇高なお気持ちに頭が下がります」とたたえた。
岩﨑さんは「当たり前のことをしたまで。このように表彰していただき、逆に身が引き締まる思い。私自身よく釣りに出るので、事故を起こさないよう気を付けていきたい」と話した。
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