熊本地震の救護支援へ 県内DMAT出動
熊本地方の地震は16日未明、阪神淡路大震災級のマグニチュード7・3を含む震度6強や5強の揺れが相次ぎ、被害が拡大。これを受け、県内各医療機関のDMAT(災害急性期に活動できる専門の医療チーム)が同日朝から熊本県に向けて出発した。
和歌山市の日赤和歌山医療センターからは医師2人、看護師2人、業務調整員1人の5人を派遣。同センターで行われた出発式では、チームリーダーの吉村良さん(41)が「被災地では内科的な病気の発生も多いので、多様な対応ができるようにしたい。隊員の安全第一を考え、情報を集めつつ行動したい」と意気込みを話した。
同センターからのDMAT派遣は今回が初めて。3日間の予定で、熊本赤十字病院を拠点に、被災地のニーズに合わせて救護、病院支援などの活動をする。
16日午前11時半現在、県立医大付属病院、和歌山ろうさい病院、国保日高総合病院・紀南病院、橋本市民病院などからもDMATが出動。公立那賀病院なども出動を調整中。
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