校内で豪雨義援金募る 東海南中生徒会
和歌山県海南市立東海南中学校(野上中、上田国裕校長)の生徒会(中迫侑大会長)は、西日本豪雨の被災地への義援金を校内で募り、7月30日に集まった1万91円を市役所野上支所に届けた。日本赤十字社を通じて復興支援に役立てられる。
中迫会長をはじめ、3年生の生徒会メンバー、小林正知君や佐々木萌依さん、掛涼音さんが義援金を呼び掛け。被災地の様子を伝える連日の報道に心を痛め、「遠く離れた私たちにできる支援は募金ではないか」と話し合い、活動を始めた。
17~20日、校内放送で呼び掛けた後、募金箱を手に各学年の教室や職員室を巡回すると、生徒や教職員だけでなく、次第に家族らの積極的な協力も得られるようになった。
野上支所を訪れた生徒会メンバーは「一日も早く被災地の人たちが不自由のない生活に戻れることを願っています」と話し、岡田慎司所長(47)に義援金を手渡した。
3年生担任の井邊正城教諭(35)は「被災地の状況の変化に注目するよう話したところ、生徒たちが支援の必要性を自主的に感じ、行動してくれた」と話していた。
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