1時間で完売も 市高デパート18日まで
和歌山市立和歌山高校(六十谷、勝本泰弘校長)で17日、第42回「市高デパート」が始まった。18日までで、生徒たちが仕入れた格安商品を販売する。
ことしも20以上の企業協力のもと、青果や菓子、日用品など約1000種類の商品を販売。生徒は売り場での対応や書類の記入方法などをシミュレーションし、開場直前まで準備を進めていた。
開会セレモニーでは勝本校長が「市高デパートは生徒の体験と実践の場。生徒も全力で取り組んでいる。来年も来てもらえるように頑張りたい」とあいさつ。デパート委員会の委員長で3年の德田麗菜さんが「42回続けてこられたのも皆さんのおかげ。感謝を込めて精いっぱい頑張りたい」と開店に向け意気込んだ。
開場前から駐車場には続々と車が入り、校門の規制ロープ前は人でいっぱいになった。毎年人気のサケには長い行列ができ、1時間ほどで完売した。タマネギやイモ類、果物など生鮮野菜と花きの販売ブースは昨年よりスペースを拡大。生徒の手書きの案内などで飾られ、大勢の買い物客でにぎわった。
生徒は大きな声で「いらっしゃいませ!」と呼び掛け、訪れた客に商品の価格や産地などを丁寧に説明していた。また、近隣の市立有功東小学校の4年生もサツマイモから育て、野菜ソムリエと作ったスイートポテトを販売した。
18日は午前9時半から午後0時半まで。
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