特性生かし活性 和歌山市議会開会で尾花市長
和歌山市議会9月定例会が11日、開会し、市当局は8億3144万円を増額する2019年度一般会計補正予算案など議案31件、市長専決処分報告4件、18年度各会計決算の認定3件を提出した。
補正予算案の主な内容は、つつじが丘テニスコートに備蓄倉庫などの防災機能を持たせた駐車場を整備する事業で、調査設計業務委託費として2503万円、四季の郷公園リニューアル計画の一環で、体験農園の整備に5720万円を計上。この他、玉津島神社の鳥居復元などの整備事業の補助に1679万円、認知症高齢者グループホームの防災改修などの補助に5728万円となっている。
開会あいさつで尾花正啓市長は、8月17日に和歌山下津港に初入港した県内過去最大のクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」への官民によるおもてなし行事にふれ、「乗員乗客に和歌山市の魅力を十分伝えられたのではないか。海の玄関口である港も活用し、市の特性を生かした地域の活性化に努める」と述べた。
9月定例会は10月2日までの22日間。13、17~20日に一般質問、24~27、30日に常任委員会を予定している。
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