紀三井寺 早春恒例の餅投げにぎわう
餅投げでにぎわう境内
旧初午(はつうま)の27日、和歌山市の紀三井寺(前田孝道貫首)で「初午福つき大投餅」があり、訪れた参拝客らは無病息災などを祈って福餅を持ち帰った。
境内に設けられた特設台に上がった7人の福男が「厄をはらって福を授かりましょう~!」という掛け声とともに次々と餅を投げ、用意した福餅約6000個は10分足らずであっという間になくなった。
食紅を使って「大福」と赤く印した特大の福餅(直径約80㌢)や、厄よけを祈願した人の名前を書いた「厄餅」は特に人気で、老若男女がわれ先に飛び付いていた。
福島県の原発事故の影響で昨年11月に千葉県から市内に移住したという女性(37)は「縁起がいいと思って来ました。ことし一年、いい年になればいいですね」と話していた。
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