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県の車に詰め込まれる線香 |
県内10社の仏壇仏具販売会社で構成する和歌山仏壇仏具専門店会(大木原論会長)は18日、ダンボール30箱分の線香を支援物資として県に提供した。
県によると、被災地では、何千人単位の遺体が検視を待つ状態で、ほとんど線香も上げられず安置されている状態という。岩手県に派遣された関西広域連合が寄せた要求物資のリストに線香があったことから、県が17日に同会へ線香の提供を打診。同会は、各店の店頭で販売していた物と、メーカーに問い合わせて一部購入し、急いで30箱分をそろえた。
県薬務課の白井良和課長(59)は「大量にいただいて非常にありがたい。被災地へ一刻も早く届けたい」、同会会員で同市と岩出市に「おぶつだんの佐倉」を経営する佐倉弘さん(67)は「他人事ではない大変な災害。少しでも支援できるのが、生きている証です。遺体を弔うのに少しでも役立ててもらいたい」と話していた。同店は、4月3日に和歌山市の本願寺鷺森別院で小説家五木寛之さんを招き、法話の集いを開催。その際に義援金箱を設置し、寄付を呼び掛ける。
20日に岩手県へ運ばれる予定。
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