2011年04月06日

00.社会/06.特集/私達にできること―和歌山から東日本へ―

絵画販売して義援金に 和歌の浦画塾展

絵画販売して義援金に 和歌の浦画塾展

国名勝「和歌の浦」の油彩画が並ぶ会場

和歌山市の洋画家中尾安希さん(69)と、中尾さんが指導する淡彩画教室生徒の作品展 「ふるさとの名勝・和歌の浦画塾展」 が、同市和歌浦南の万葉館で始まった。昨年、国名勝に指定された 「和歌の浦」 と 「円月島」 をテーマにした同館企画展だが、中尾さんが 「わずかでも東日本大震災被災者の助けに」 と絵の販売を同館と県に交渉。同館初のチャリティー展となっている。

展示されているのは、不老橋や片男波、妹背山多宝塔などを描いた画塾生の淡彩画と、中尾さんが桜やハマユウなどを描いた淡彩画 「花万葉」 、油彩画の大作 「和歌の浦」 (500号変形)や 「あけぼの・名草山」 など計46点。

中尾さんは、 「見慣れた風景も、額に納まると『どこかな』と改めて懐かしさと美しさに感激してしまいます」と話し、義援金については「和歌山市に避難される方のために使っていただく予定です。和歌山の方の温かさが伝われば」としている。

販売されるのは淡彩画のみ。ふるさとの名勝は絵画のみ3000円で額入りが1万円。絵画代の3000円が義援金にあてられる。花万葉は額入り1万2000円で、全額が義援金となる。

展示は前期 「和歌の浦」 が5月15日まで、後期 「円月島など」 は5月17日から6月19日まで。入館無料。

展示についての問い合わせは万葉館(TEL073・446・5553)、義援金については中尾さん(TEL073・445・2756)。





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