和歌山県庁などで新年の業務スタート

仕事始め
決意表明する小松主査

 県庁や各市町村役場、 県警本部などで4日、 仕事始め式が行われた。 国歌斉唱や訓示があり、 職員が気持ち新たに新年の業務をスタートさせた。

 県 県庁正庁で仕事始め式が行われ、 課長級以上の職員約130人が出席。 国歌・県民歌を斉唱し、 職務への志を新たにした。

 仁坂吉伸知事は 「昨年は、 皆さんの活躍で台風12号の復旧がスムーズに行えた。 震災の復旧が進まず、 少子高齢化、 地方衰退化など日本は大変な危機を迎えている。 中でも和歌山県は課題先進県。 創意と類いまれなる情熱で課題を克服していかなければいけない」 と激励。 その上で 「職員それぞれが課題を見つけ出すことは宿命。 一層の奮闘をお願いしたい」 と訓示した。

 職員代表で都市政策課の小松克之主査 (39) は 「ことしは 『たつ』 のように力強く舞い上がることができるよう、 今日まで培った絆と更なる実行力で、 一日も早い、 台風12号の復旧・復興に取り組むとともに、 『元気な和歌山』 実現のため、 一同努力することを誓います」 と力強く決意表明した。

 和歌山市 大橋建一市長が市役所大会議室で課長級以上の幹部職員約170人を集めて新年の訓示をした。 昨年発生した東日本大震災などに触れ、 「被災時の住民の安全確保、 被災後の役所の機能維持、 避難所運営体制など、 想定できる限りの総合防災体制を練り上げ、 その構築に取り組んでいかなければならない」 と強調。

 さらに来年度予算編成作業についても言及し、 「一歩先を進む施策に一歩ずつ着実に取り組んでいくために、 社会の状況や市民が何を求めているのかを把握し、 職員一人ひとりが創意工夫して職務に取り組むことが大切だ」 と述べた。

 県警本部 県警本部各部の警部以上相当職の職員約150人が県庁正庁に集まり、 治安再生への意識を新たにした。

 山岸直人本部長は 「昨年は刑法犯認知件数と交通事故発生件数が10年連続減少を達成した。 ことしは11年連続減少の達成を目指す」 とし、 「津波や地震の災害対策や反捕鯨団体への厳格な対応にも取り組む」 と訓示した。

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