42チーム激突 和歌山県夏季ミニバスケ


第13回県夏季ミニバスケットボール大会GES杯が21、 22の両日、 和歌山ビッグホエールで開かれ、 男子はSHIKAKITA(和歌山市)、 女子は海南OU(海南市)がともに初優勝を飾った。 両チームともに決勝では、 積極的な攻撃と堅実な守りで相手の反撃を許さず、 男子は54―33で本町(和歌山市)に、 女子は65―23で貴志川(紀の川市)に快勝した。 優勝チームは8月13日に広島県で開幕する全関西大会の県代表となり、 準優勝チームも10月に徳島県で開催される徳島カップに出場する。しんぽう写真館はこちらから

◇男子決勝
SHIKAKITA54(18―8、12―5、9―12、15―8)33本町

◇女子決勝
海南OU65(9―2、21―8、23―8、12―5)23貴志川

大会に男子22、 女子20チームによるトーナメント戦が行われ、 初日から猛暑を吹き飛ばす小学生たちのはつらつとしたプレーが繰り広げられた。

和歌山市勢が激突した男子の決勝は、 開始早々に本町が先制したが、 SHIKAKITAは北村主将を軸に果敢な攻撃で6―6に追い付くと、 ここから一気に逆転18―8で第1クオーターを終えた。 試合の主導権を握ったSHIKAKITAは、 鉄壁の守りで本町に隙を与えず、 前半を30―13で折り返した。  第3クオーターに入り、 本町も片山や川野がシュートを決め、 点差を縮めたものの、 第4クオーターではSHIKAKITAも、 中村郁や谷がパスをつなぎ、 北村主将らが次々と得点を重ね、 パワーで本町を振り切った。 SHIKAKITAの井上コーチは 「ディフェンス中心のチームだが、 攻守にわたって練習の成果を発揮できた。 選手たちがよく頑張ってくれた」 とし、 北村主将は 「全力を出し切れたと思う。 冬の大会も必ず優勝したい」 と次の目標へ意欲を見せた。

両チームともに決勝進出は初めてというフレッシュな対戦となった女子決勝は、 序盤から海南が、 生駒主将や北村らの素早い動きで貴志川を圧倒。 好機を得ながらもシュートが決まらない貴志川に対し、 海南は確実にリバウンドを奪い、 得点に結び付け第1クオーターを9―2、 第2クオーターでは21―8と、 前半を終え20点をリードした。

第3クオーターではスピードを生かした北村のドリブルから、 パスを受けた目﨑のシュートが次々と決まり、 海南が35点にリードを広げた。 第4クオーターでは貴志川も粘りを見せたが、 海南の畑山や岡田らの的確な守りは崩せなかった。

海南OUの新コーチは 「みんなの勝ちたいという気持ちが、 攻撃でも守備でもいい形になり、 初優勝につながった」、 生駒主将は 「優勝できて、 とってもうれしい。 全関西大会でも勝ちたい」 とほほ笑んだ。 上位試合結果、 優勝、 準優勝メンバーは次の通り。

【男子】準々決勝=SHIKAKITA29―24雑賀▽八台64―25DANDE・LIONS▽本町62―40IWADE▽吹上40―39KIBI◇準決勝=SHIKAKITA68―38八台▽本町44―22吹上◇3位決定戦=八台40―28吹上

【女子】準々決勝=貴志川47―16御坊▽セインツ43―31高松▽海南OU66―26湊CROSS・OVER▽KIBI59―22広川◇準決勝=貴志川39―38セインツ▽海南OU51―30KIBI◇3位決定戦=KIBI65―13セインツ

【男子】
《優勝・SHIKAKITA》コーチ=井上桂仁▽Aコーチ=中村泰士▽主将=北村大地▽選手=中村郁海、 新山翔也、 谷彰太、 堀玲一、 南滉人、 山本将嗣、 阪口拓巳、 加藤幹人、 中村洸輝、 寺本理玖、 林勇輝、 宮田直弥、 寺本大玖

《準優勝・本町MBC》コーチ=久保忠好▽Aコーチ=向井喜一▽主将=児玉晴輝▽選手=川野真揮、 田伏悠暉、 片山采希、 西谷恒輝、 筋原奨、 大平洸太郎、 境勇人、 三原一輝、 喜谷村栄治、 大平夏海人、 岡田真之介、 阪井勇貴、 宮脇凜

【女子】
《優勝・海南OU》コーチ=新朋子▽Aコーチ=生駒栄理▽主将=生駒祐衣▽選手=北村麻緒、 畑山栞那、 中島芽位、 佐藤あいり、 岡田愛加、 目﨑玲香、 宮田知咲、 上原千夏、 坂口すみれ、 山﨑沙羽、 重光凛、 吉野茉優、 合川萌菜実、 角田七海、 内畑茉結香、 幡川咲妃、 上原愛

《準優勝・貴志川BBC》コーチ=林伸幸▽Aコーチ=越川賢一▽主将=山口咲▽選手=山内美優、 山尾奈々、 今北真由、 大浦柚葉、 橋本千菜、 平井愛梨、 月岡心、 中西麗菜、 南侑里、 月岡百、 岩本胡桃、 野手穂乃香、 南村夢叶、 宮西柚帆、 山尾莉世、 田村京子