鞆渕特産「黒枝豆」味わって


地域が連携して黒枝豆をPR (左から西川局長、 井中部会長)

 特産の黒豆で地域活性化を図ろうと、 紀の川市鞆渕地区の農家と郵便局、 JA紀の里が連携し、 昨年に続いてことしも28日まで、 黒枝豆の 「ふるさと小包」 の注文を受け付けている。 注文数は昨年を上回る人気ぶりだという。 鞆渕黒豆部会の井中啓泰部会長は 「丹波の黒豆に負けない良い豆が栽培されている。 市販の商品との違いをぜひ味わってほしい」 とPRしている。

 井中部会長によると、 ことしの黒豆は開花後約1カ月間に適度な雨が降ったことから、 昨年よりもさやが多くつき、 品質もいい。 6月中旬に種をまき、 お盆から9月にかけて開花。 現在、 さやはまだ小ぶりだが、 10月中旬には立派な姿になるという。 苗は約5万本あり、 昨年の16㌧を上回る20㌧以上の収穫が見込まれている。

 一般的な枝豆は積算温度によって開花し、 約80日で収穫を迎えるが、 黒枝豆は日長で開花が決まり、 約120日で収穫する。 そのため粒が大きく、 むちっとした歯応えで独特のうまみを生み出すという。

 枝豆は収穫すると品質低下のスピードが早いため、 鞆渕の黒枝豆は 「鮮度保持フィルム」 を使用。 未開封の状態なら冷蔵庫に入れて約1週間程度は鮮度を保つことができる。

 粉河鞆渕郵便局の西川篤局長は 「この黒枝豆はスーパーにほとんど置いていない。 一度申し込んでもらえれば」 と話している。

 価格は1㌔ (200㌘×5パック) で2500円 (送料・消費税込み)。 商品はその日の朝収穫したものをチルドゆうパックで発送する。

 申し込みは郵便局に備え付けのカタログ販売申込書と一緒に郵便窓口へ。 発送は10月8日以降に始まる。

問い合わせは同郵便局 (℡0736・79・0033)まで。

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