地域の手作りカフェオープン 紀美野


テープにはさみを入れる(左から)寺本町長、山下代表、加納議長

 紀美野町下佐々で、住民が憩いのひとときを過ごす交流施設「ふれあい広場紀美野」(山下昇造代表)がオープンした。地域支え合い活動として地元ボランティアが手作りで運営するカフェ。気軽に立ち寄れるふれあいの場を目指して週2回開いていく。

 場所は町消防本部北西約150㍍、吉見橋西詰の元「吉見食料品店」。昨年1月、地元民生委員の大山乃里子さん(69)が地域支え合い活動の研修を受け、開設へ向けて動き出した。仲間を集め、町へ相談。県からの補助を受け、店舗をリフォームした。メンバーは山下代表(79)、大山さんを含めて8人。昨年11月から資金集めとして古紙や資源ごみの回収を行っている。

 店の広さは約60平方㍍。カウンターにテーブル、いすが置かれたフロアと5畳の和室があり、ゆっくりくつろげるスペースが設けられている。当面は日、木曜の午前10時から午後3時まで開き、コーヒーや紅茶といった飲み物を100円程度で提供。おしゃべりをしたり、訪れた人に自由に楽しんでもらう。

 初日の10日、オープニングセレモニーがあり、行政、議会関係者や近所の子どもからお年寄りまで約30人が出席。山下代表、寺本光嘉町長、加納国孝議長がテープカットで開設を祝った。山下代表は「まずは気軽に立ち寄れるお店に。そして、皆さんからの声をいただき、みんなで育てていきたいと思っています。地域住民一人ひとりに親切にできる喜びを感じながら頑張っていきたい」とあいさつ。寺本町長が祝辞を述べ、加納議長の発声で乾杯した。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧