18日まで「池下章裕スペースアート展」 県文


精密に描かれた作品が並ぶ

 平成24年度県文化奨励賞を受賞した、和歌山市出身のスペースアートクリエーター・池下章裕さん(56)の作品展が14日、和歌山市の県民文化会館で始まった。

 18日まで。展示されているのは、コンピューターグラフィックス(CG)で制作した19点。小惑星探査機「はやぶさ」の小惑星「イトカワ」への到着や、はやぶさが最後に見た青い地球、地球帰還シーンの他、平成26年打ち上げ予定の「はやぶさ2」の未来構想など、写真よりも実際に近いといわれるほどリアリティーのある、精密な作品が並ぶ。

 池下さんは、文部科学省宇宙科学研究所(現JAXA)からの依頼で、探査機や探査対象天体などのイラストを制作。図鑑や教科書、宇宙関連の書籍や映画、テレビなど、各メディアでさまざまな宇宙イラストを手掛けている。

 池下さんは「将来宇宙の分野を目指す子どもたちや若い人たちに、僕もそうであったように、夢や、わくわくした気持ちを感じてもらえればうれしいですね」と話している。午前9時から午後5時。無料。

 17日午後1時半から同館で開かれるトークショー(事前予約制)は空きあり。申し込みは県文化国際課(℡073・441・2052)へ。

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