宮セネタース初V 近畿学童軟式野球 和歌山県大会


初優勝を飾った宮セネタース

 第7回ナガセケンコー旗大会兼第7回佐川急便旗近畿学童軟式野球県大会が、このほど御坊市総合運動公園多目的広場等で開かれ、和歌山市代表の宮セネタースが初優勝を飾った。由良との決勝は、同点で迎えた最終回、2死2塁から知田の中前適時打で1点を勝ち越し、守っては力投の永尾が相手打線を三者凡退に仕留め、リードを守り切った。宮は10月19日に、奈良で開幕する近畿大会に出場する。

 ◇準決勝

上南部 0 0 3 0 0 0 0 3
宮セネタース 1 0 0 1 2 0 X 4

 ◇決勝

宮セネタース 1 0 1 1 0 0 1 4
由良 0 0 0 0 2 1 0 3

 1回戦の岩出ヤンキース戦に26点、2回戦の大東フレンドにも9点と打線好調の宮は、準決勝の上南部戦でも初回、土川の中前適時打で1点を先制。3回に逆転を許し、2点差で迎えた5回、1死から森本、水谷の連打で好機を広げ、2死2、3塁とし知田が左前へ運び2点を挙げ再び逆転した。先発の森本は終盤、走者を出しながらも落ち着いた投球で得点を与えず1点差で逃げ切った。

 勢いに乗る宮は、決勝でも初回、1死満塁と攻め知田の3塁ゴロの間に1点を先取。3回には1死2、3塁で再び知田の中犠飛で1点、4回は1死3塁から谷脇が投前へスクイズを決め、3点目を挙げた。

 由良の反撃で6回に同点に追い付かれたが、最終回、尾谷の左前打を足掛かりに、2死2塁としたところで、またも知田が勝負強さを発揮。中前打で1点を奪い、永尾を軸にした堅実な守りで接戦を制した。

 宮の崎浜監督は「大会を通じて打線はよく打った。1点差の緊迫した中でも投手を中心にきっちり守ることができた。うちの打線は尾谷、森本の1、2番の出塁が鍵を握るが、近畿ではまず1勝を目標にしたい」とし、尾谷主将は「市のきのくに信金杯で、選手宣誓したチーム一丸となって戦うということが、この大会で実行できた。近畿でも最後まで気持ちを集中して、一戦一戦を戦う」と闘志を燃やした。

 《宮セネタース》代表=宇野義孝▽監督=崎浜秀策▽主将=尾谷幸樹▽選手=森本優平、土川颯輝、永尾維吹、水谷優太、谷脇弘起、太田尚樹、知田憲一、加勢田清多、岩中心哉、龍田優斗、西真輝、奥佳将

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