ぶらくり丁、アーケード大改修完成
新しい屋根になったぶらくり丁
和歌山市の中心市街地、「ぶらくり丁商店街」のアーケード改修工事が完成。平成13年以来の大改修で、屋根のふき替えや天井ライトのLED化により、通りが明るい印象に生まれ変わった。合わせて防犯カメラも高機能化され、解像度が高く鮮明に記録できる機種に取り替えられた。
改修されたアーケードは、ぶらくり丁西側の全長約180㍍。昭和55年に中ぶらくり丁と共同で建て替えてから、2回目の大改修になった。改修前は、老朽化により雨漏りが複数発生。雨の日には、アーケード内でも通行人が傘をさして歩く状態だったという。
防犯カメラは、平成7年に設置した8台を全て刷新。事件発生時や不審者などが出没した場合に県警に映像を提供する。総事業費は1600万円で、国の本年度「商店街まちづくり事業費補助事業」に採択された。
6日、両事業の完成記念セレモニーが現地で行われ、出席した大橋建一市長は「事業完成により、ますます商店街が活発になってもらいたい」と祝福。同商店街協同組合の成瀨鋼理事長は「屋根の老朽化で雨漏りの他に、割れた破片が落ちないかも心配でした。今後も市民に愛される商店街を目指します」と完成を喜んだ。
この日はセレモニーに合わせて、紙芝居や舞踊、けん玉など活動を披露する「第10回和歌山市NPO・ボランティアフェスタ」もあり、にぎわった。
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