「那智の田楽」などのパネル展 16日まで県文で
今も伝承される「那智の田楽」を写真パネルで
ユネスコの無形文化遺産に登録された「那智の田楽」(那智勝浦町)と、国選択無形文化財の仮面劇「花園の仏の舞」(かつらぎ町)を紹介するパネル展示が13日、和歌山市の県民文化会館特設展示室で始まった。16日まで。
県などが主催する第8回県民俗芸能祭「熊野・高野の民俗芸能」(15日)の関連企画。「紀伊山地の霊場と参詣道」が、ことし世界遺産登録10周年を迎えることを記念したもの。
会場には写真パネル約60枚を展示。毎年7月に熊野那智大社の例大祭「扇会式(おうぎえしき)」で奉納される演目「那智の田楽」の、特有の楽器や腰太鼓を打ち鳴らしながらリズミカルに踊る様子などを伝えている。
また「花園の仏の舞」の鬼面や菩薩面も写真で紹介し、ビデオ上映もある。
14日には同所で県文化遺産課の蘇理剛志さんが2つの芸能について話す(午後0時半~、2時半~)。無料。
15日午後1時からは同所小ホールで、那智田楽保存会が「那智の田楽」を、花園郷土古典芸能保存会が「花園の仏の舞」を披露する。無料。予定枚数の整理券はすでに締め切っているが、当日余裕があれば入場も可能。ロビーのモニターでも会場の様子を上映する。
問い合わせは同館(℡073・436・1331)。
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