花と芸術の共演 「県いけばな協会展」始まる

軽やかな絵画を背景に
軽やかな絵画を背景に

 県内唯一の流派を超えたいけばな団体、県いけばな協会(岡田脩克会長)の展覧会が2日、和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店5階催事場で始まった。9日まで、前期(~5日)後期(6~9日)に分けて展示される。

 県など後援。今回は県文化表彰50周年記念協賛事業として開かれ、歴代受賞者の湯川雅紀さん、小川泰弘さん、南村透さんの洋画や版画作品とのコラボレーション展となっている。

 県内19団体約300人が132席を出瓶。会場には、春らしさを表現した作品が並び、湯川さんの躍動する楕円をモチーフにした大作や、古典技法で描かれた小川さんの神秘的な作品と融合。華やいだ雰囲気の中、大勢が鑑賞している。

 6日午後1時半からは同会場で3人を迎えてのトークイベントもある。

 同協会の岡田芳和副会長(46)は「一見ミスマッチに思えるようなものがマッチする、花と芸術作品とのコラボレーションを楽しんでいただければ」と来場を呼び掛けている。

 無料。午前10時から午後7時(5日は5時閉場、9日は4時閉場)。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧