社明運動各地で街頭啓発 節電PRも


大勢の活動員でにぎわう和歌山駅前

 「第64回社会を明るくする運動」の強調月間が1日から始まり、県内各地で街頭啓発活動が行われた。和歌山市のJR和歌山駅前は、節電の呼び掛けと同時に行われ、行政関係者ら200人以上が参加。通勤客などに協力を呼び掛ける声があちこちで響いた。

 節電の啓発活動は政府が呼び掛ける夏の節電期間(1日~9月30日)のスタートに合わせたもので、原発停止に伴い今夏の電力需給状況が厳しいことから初めて実施。県、関西電力和歌山支店の職員15人と、紀の国わかやま国体のマスコット「きいちゃん」が街頭に立ち、道行く人に昨夏以上の節電協力を求めた。

 県環境生活総務課の新解美紀班長(49)は「エアコンの28度設定など、健康に無理のない範囲で協力をお願いしたい」と話していた。

 「社会を明るくする運動」の啓発活動には法務局などから約200人が参加。社会を明るくする大使の桂枝曾丸さん、大橋建一市長も、うちわなどの啓発グッズを配りながら、犯罪や非行の防止を呼び掛けた。

 また自衛隊による自衛官募集の啓発活動も行われ、3種類ののぼりやたすきで朝の駅前は華やいだ。

【海南、紀美野も活発に】

 海南市のJR下津駅では推進委員会のメンバーがたすきをかけ、駅の利用者らに「おはようございます」と明るくあいさつ。啓発用の物品を配り、犯罪や非行の防止に取り組む地域社会づくりを呼びかけた。保護司の岩本嘉弘さんは「犯罪や非行のない明るい社会へ地域住民のご協力とご支援をいただければ」と話していた。

 紀美野町では啓発活動を前に中央公民館前で実施委員会の知事メッセージ伝達式があり、委員長の寺本光嘉町長が「犯罪や非行のない明るい社会を実現し、子どもたちが心身ともに健康でたくましく成長できるようお力添えをお願いします」とあいさつ。町保護司会の山中正史会長が知事メッセージを朗読、寺本町長に伝達した。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧