菓子発祥の地知って 海南市で授業開始
ミカンと菓子が和歌山県海南市下津町橘本地区で発祥したことに理解を深め、郷土を誇りに思う心を醸成しようと市内全ての幼児・児童の教育機関で巡回授業をする取り組みが始まった。1日の加茂川小学校を皮切りに本年度中は26カ所で行う予定。
取り組みは、市・業者・市民が一体となって菓子の商品開発や情報発信を行い地域の振興に努めることを決めた2018年11月の「海南市お菓子の振興に関する条例」の制定を受けたもの。
市まちづくり部産業振興課、学校教育委員会学校教育課、くらし部子育て推進課、「鱧(はも)の街・菓子の街海南プロジェクト実行委員会」らが実施し、来年度以後は市内全小学校の1年生を対象に継続して行う。
3日は黒江小学校の1、2年生に実施。同実行委員会の野田智也さん(43)が「タチバナ、タヂマモリ、橘本神社の三つを覚えて、おうちの人にも教えてあげてね」と話すと児童らは「はーい!」と元気よく応えていた。PRキャラター「海ニャン」の着ぐるみもお目見えした。
1年生の江川巴菜ちゃんは「海ニャンが来てかわいかったしうれしかった」と笑顔だった。
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