障害福祉尽力の8人に 紀の国チャレンジド賞
障害を克服して生き生きと社会生活をしている障害者(チャレンジド)や、障害者の社会生活を支えている人を和歌山県が表彰する「紀の国チャレンジド賞」と「紀の国チャレンジド・サポート感謝状」の2023年度受賞者に8人が選ばれ、7日、県庁正庁で表彰式が行われた。
障害者の自立と社会参加の促進、ノーマライゼーション社会の実現を目指して03年度から実施し、本年度で21回目を迎えた。
チャレンジド賞は、自立した社会経済活動が5年以上の人に贈られる「自立更生者賞」、社会の各方面に意欲をもって挑戦し、障害者に夢と希望を与えた人をたたえる「チャレンジ賞」、チャレンジド・サポート感謝状は、障害者の支援活動が10年以上の人が対象の「更生援護功労者」、障害のある家族を支えてきた人に対する「ファミリーサポート功労者」の各部門がある。
表彰式では、岸本周平知事が受賞者一人ひとりに賞状を授与。式辞では、障害者差別解消推進条例の制定を目指していることにふれ、「全ての県民がお互いに支え合う社会づくりを推進していく。皆さまには、豊富な知識と経験を生かし、今後とも障害福祉の向上にお力添えをお願いする」と話した。
精神障害がある自らの体験を生かしたピアサポーター活動に取り組み、チャレンジ賞を受賞した堀本久美子さん(45)は、受賞者を代表し、「受賞は私たち一人ひとりだけの力でなく、関係者の皆さまのお力添えの賜物と深く感謝している。これからも共に歩む社会の実現のため、チャレンジ精神をもって、多くの人々に出会い、絆を深めるような活動をしていきたい」と謝辞を述べた。
今回の受賞者は次の皆さん(更生援護功労者のうち1人は非公表)。
【紀の国チャレンジド賞】〈チャレンジ賞〉堀本久美子
【紀の国チャレンジド・サポート感謝状】〈更生援護功労者〉磯知子(78)▽狗巻万喜子(66)▽𠮷田幸子(74)〈ファミリーサポート功労者〉喜多一美(76)▽栁岡サト子(87)▽幡山眞弓(71)
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