和歌山武道館V 少年剣道ビッグホエール杯
「第8回和歌山ビッグホエール杯全国選抜少年剣道錬成大会」(県スポーツ振興財団主催)が和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれ、高学年の部では、県から出場した和歌山武道館剣道錬成クラブA(西山直人代表)が132チームの頂点に立ち、初優勝を果たした。
大会には18府県から135団体、過去最高の249チームが出場。高学年の部に132チーム、低学年の部に117チームが参加し、それぞれトーナメント形式でしのぎを削った。
和歌山武道館Aは、初戦で江南武道館(愛知)を破ると、その後4勝を挙げて準決勝に進出。大阪堺桂志館(大阪)との準決勝では、先鋒・西川、次鋒・林がともに面を決めて波に乗り、圧倒して決勝に進んだ。
決勝は、鬼高剣友会(千葉)との一戦となり、先鋒から副将までが引き分け、勝敗は大将戦にもつれ込んだ。大将戦も互いに一歩も譲らない展開の中、和歌山武道館Aの前田が、抜き胴を決め、均衡を破って1本勝ち。チームの初優勝に、会場は大きな盛り上がりを見せた。
優勝に導いた大将の前田朔哉さん(12)は、「自分が決める気持ちで、思い切って挑んだ。めっちゃうれしい」と笑顔。西山代表(51)は、「チームワークが良く、気持ちをつないで基本を徹底していた。感無量。言うことなし」と振り返った。
県スポーツ振興財団の横尾英治理事長は、「全国の仲間と交流して刺激を受けて、剣道に励んでほしい」と話し、生駒享常務理事は閉会式で、「日頃の練習の成果を発揮した、見応えのある大変立派な試合だった」とあいさつした。
優勝した和歌山武道館剣道錬成クラブAのメンバーは次の皆さん。
先鋒=西川結唯▽次鋒=林源二▽中堅=池野冬真▽副将=小川龍伸▽大将=前田朔哉
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