県立武道館の50周年祝い 200人が弓道や相撲の演武
和歌山県立武道館の開館50周年を記念した「武道祭」が26日、和歌山市和歌浦西の同館で行われ、関係者ら約200人が弓道や相撲などの演武を披露し節目を祝った。県スポーツ振興財団、県立武道館、県武道振興会が主催。
武道館は1971年に県内で開かれた黒潮国体の柔道の練習会場として69年4月1日に開館。これまでに年間3万人、延べ150万人を超える人々が利用してきた。
開会式で、同館の宮本和幸館長が「わが国固有の文化、歴史と伝統が培われてきた武道の素晴らしさにふれ、共に交流を深めて和歌山県の武道のさらなる発展を願いたい」とあいさつ。
弓道、教士七段の田中康雄さんが「巻藁射礼」(まきわらしゃれい)を演武。巻藁射礼は神事・祝い事などの重要な式典で最高位の射手により行われる射礼。田中さんは矢が離れる瞬間に「ヤァー」と披露しながら勇ましく放った。
県相撲連盟の演武では、蹲踞(そんきょ)や塵手水(ちりちょうず)、四股(しこ)、摺り足(すりあし)の基本動作の他、押し出しや突き出し、上手投げなどの基本技、ぶつかり稽古や股割稽古を披露した。
その他、合気道、日本拳法、柔道、空手、なぎなた、少林寺拳法、武術太極拳、剣道が披露された。
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