誇りと志ある消防士に 44期生46人が卒業式
和歌山県消防学校(和歌山市加太)で17日、初任教育第44期生の卒業式が行われた。
今期は46人が4月に入学し、ことしは新型コロナウイルスの影響で学外での訓練や外部講師による授業ができなくなるなど、例年とは異なる状況の中、6カ月間の訓練に励んできた。式の前には行進と防火衣着用、ホースの延長などの消防活動、ロープ登坂など訓練成果を披露した。
𦚰田佳典校長は卒業証書を手渡し、「この半年間は経験したことのない日々で大変だったと思う。たくさんのことを経験し、人として大きくなったと思う。これからも初心を忘れず日々精進し、仲間を大切にしてもらいたい」とあいさつ。44期生を代表して湯浅広川消防組合消防本部の吉川克樹さん(25)が「つらい訓練もあれば、楽しいこともあった日々はかけがえのない財産になった。仕事の厳しさと責任の重さを痛感し、一生の仲間ができた。それぞれの本部で誇りと志を持って鍛練に励みたい」と謝辞を述べた。
学生は翌日からそれぞれの所属先で消防士として勤務を始める。
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