当初予算編成に向け 県庁で知事査定始まる


危機管理局の担当者から説明を受ける仁坂知事㊨

 県の来年度当初予算編成に向け、 仁坂吉伸知事が各部局の予算要求などを確認する知事査定が19日から始まった。 査定は27日までの予定。

 知事査定の対象は、 新規事業を中心にした60件。 同日、総務部危機管理局の担当者を皮切りに、各部局の説明が始まった。 担当者は、 平成22・23年度の事業である、 避難路の整備など市町村の防災対策を補助する 「きのくに防災力パワーアップ補助金」 を、来年度の新政策として 「まけるな!! 和歌山パワーアップ補助金」 と名称を変更すると説明。 補助対象に、 昨年の台風12号災害の教訓として、 被災時に孤立する可能性のある集落に無線機配備を付け加えることなど説明した。仁坂知事は厳しい口調で、 説明の疑問点などを問いただしていた。

 来年度予算案は2月上旬に発表され、2月定例県議会に提出される。

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