ふじと台のみ実質上昇 和歌山県内地価調査

実質的に上昇した「和歌山市中字枇杷谷583番41」付近
実質的に上昇した「和歌山市中字枇杷谷583番41」付近

 県は19日、県内270地点の基準地価(7月1日時点)を発表した。住宅地の1平方㍍当たりの平均価格は22年連続下落の3万7700円(前年比4・7%減)、商業地は21年連続下落の8万3700円(同5・5%減)で、依然として下落傾向は続いているが、下落率は5年ぶりに縮小し、一部地域では下げ止まり傾向もみられる。

 住宅地は、平均価格がピーク時の平成2年(9万800円)の約4割まで下落したが、和歌山市1、岩出市2、田辺市1の計4地点は昨年から横ばい。

 新興住宅地ふじと台に位置する「和歌山市中字枇杷谷583番41」は、昨年11月に市街化区域に編入され統計上は新規地点扱いだが、南海和歌山大学前駅の開業などの要因で実質的には県内唯一の上昇地点となり、1・0%上昇した。

 商業地は、4年連続で上昇、横ばいの地点がなく、平均価格はピーク時の平成2年(42万7000円)に比べて約2割まで下落。昨年の台風12号で被害が大きかった新宮市と那智勝浦町は、平均下落率が10%を超え、大きく落ち込んだ。

 最高価格は、住宅地は「和歌山市吹上4丁目6番15」の17万1000円(前年比変動なし)が22年連続のトップ。商業地は「同市友田町5丁目50番」が14年連続トップの45万5000円(同4・6%減)だった。

 本紙エリア市町の平均価格は次の通り(住=住宅地、商=商業地、かっこ内は前年比変動率)。

 和歌山市=住7万7800円(3・7%減)、商14万8700円(3・3%減)▽海南市=住5万1400円(3・7%減)、商7万1900円(5・9%減)▽紀の川市=住2万4300円(4・8%減)、商4万1500円(5・3%減)▽岩出市=住3万8000円(1・2%減)、商7万2100円(2・3%減)▽紀美野町=住1万4200円(4・6%減)、商3万8500円(6・1%減)

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