刑法犯認知件数5075件 和歌山県内上半期

 県警は県内の上半期(1~6月)の刑法犯認知件数をまとめた。前年同期比257件減の5075件で、前年に引き続き減少傾向となっている。

 自転車盗、器物破損などの街頭犯罪は137件減の2762件だった。自転車盗が43件減の790件だった一方、和歌山東署管内で車への傷つけ行為が連続的に発生したことなどが影響し、器物損壊は114件増の820件となり、全街頭犯罪の16・2%と一番多くを占めた。

 1000人当たりの犯罪率は5・1で全国13位(前年15位)と高い水準で推移している。県警は「自転車盗7割、オートバイ盗3割、車上狙い3割、侵入盗3割が無施錠の状態。施錠を必ず行ってほしい」と呼び掛けている。

 刑法犯認知件数はピークだった平成13年(約2万4000件)から毎年減少している。一方でオレオレ詐欺など振り込め詐欺被害は増加傾向。また万引(ことし上半期522件)も15年ごろから年間1000件程度で横ばいの傾向にあるという。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧