涼やか風鈴トンネル 27日~南海・高野山に設置
世界遺産・高野山の玄関口、南海電鉄高野線の極楽橋駅で27日、恒例の風鈴トンネルの設置が始まり、参拝者や観光客を涼やかに迎える。9月4日まで。(写真は南海電鉄提供)
ことしで7回目。改札口から山上へのケーブルカー乗車口に続く約25㍍の通路の天井に、約500個の風鈴をつり下げ、涼やかな光景と音を楽しめるトンネルとなっている。
駅構内には8月18日まで短冊の記入台を設け、訪れた乗客が願い事などを記入し、沿線の小学生や幼稚園児らが書いた短冊と合わせ、風鈴に取り付ける。短冊は約2週間ごとに交換する予定。
また、3月に新型ケーブルカーが投入された山上の高野山駅では、7月6日から駅員が、山内の僧侶が身に着ける和服「作務衣」を着て乗降客を迎える取り組みを始める。
ことしで13回目を迎え、8月25日までの土曜・休日とお盆期間(8月13~15日)に行う。作務衣は男性用がしもねず色(グレー系)、女性用はわかくさ色(グリーン系)。駅長はズボンと草履も着用し、他の駅員は上着のみ。同駅の夏の風物詩として親しまれている。
南海電鉄は「ことしの夏は、新型ケーブルカーに乗って、神秘的な雰囲気が漂う納涼にぴったりな霊場・高野山へお出掛けください」と呼び掛けている。
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