智弁、海南が勝利 近畿高校野球県2次予選

秋季近畿地区高校野球大会県2次予選の1回戦2試合が2日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で行われ、第1試合では海南が和歌山東との接戦を5―3で制した。第2試合では智弁和歌山が日高中津に5―0で完封勝ち。8日からの準決勝には智弁、海南、近大新宮、箕島が進出した。

【第1試合・1回戦】

和歌山東
海南 ×

〔和〕伊藤、増岡、串野、西口―辻奨〔海〕三木、池田―横山▽二塁打=藏道、横山、山路(海)

試合は、1点を争う展開となった。2回に海南が無死3塁の好機をつくると5番橋爪の中犠飛で先制。

1点を追い掛ける和歌山東は5回表、二死3塁で相手の失策を誘い同点に追い付いたが、5回裏に海南は無死満塁の好機で三併の間に勝ち越した。

1点を追い掛ける和歌山東は7回に二死1、3塁で相手の失策で同点にするも、その裏に海南が相手の暴投で再び勝ち越するなど両チーム合わせて8暴投を記録。守備に課題の残る結果となった。

準決勝に進出した上地一生監督は8回の継投について、「池田は新人大会の市和歌山戦で投げて自信をつけたので、信頼して送り込んだ」と振り返った。

7回、一時は同点を阻止した海南の横山㊨

7回、一時は同点を阻止した海南の横山㊨


【第2試合・1回戦】

智弁和歌山
日高中津

〔智〕𠮷川、清水―石橋〔日〕市木、大道―福原、出口▽二塁打=青山(智)今井、出﨑(日)

第2試合は、智弁が4回、一死1塁から3番青山の中越え適時二塁打で先制すると、6回には、一死2、3塁で4番中塚の内野安打で2点を奪うなど一挙に4点を追加した。

投げては、先発の𠮷川が6回3安打無失点と好投。7回から清水にマウンドを託し、そのまま逃げ切った。

中谷仁監督は準決勝で対戦する海南の印象について、「捕手の横山君は野球脳が高い」と警戒した。

6回、4番中塚の内野安打で2点を追加した智弁

6回、4番中塚の内野安打で2点を追加した智弁

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