共産井本氏を推薦 衆院新和歌山1区
共産党は24日、次期衆院選の新和歌山1区に、党県委員で元和歌山市議の井本有一氏(58)を擁立すると発表した。
井本氏は同市出身。和歌山工業高等専門学校を卒業後、土木設計会社勤務を経て、党県北部地区委員会職員となり、2019年6月から同市議を1期務めた。
県庁で記者会見した井本氏は、自民党派閥の裏金事件について「金権政治に国民は愛想をつかし、政権交代の願いも高まっている。まず一番に自民政治をやめさせる。その思いを託してほしい」と決意を述べた。
さらに「これだけ国民の信頼を失ったことは自民党にとってもないのでは。共産党を伸ばし、まともな政治に変えるチャンスだ」とし、住民本位の政治への転換を訴えた。
衆院新和歌山1区には、現1区選出の日本維新の会現職、林佑美氏(43)が立候補する見込みで、参政党新人で食品販売店経営の林元将崇氏(25)も立候補を表明している。自民党は裏金事件の影響で鶴保庸介参院議員がくら替え出馬を見送ることになり、改めて候補を公募する方針だが、見通しは立っていない。
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